第1話:気づいたら43歳になってた。

気づいたら43歳やった。

主人とは、付き合ってすぐに言われた。

「俺、借金あるねん。」

当時18歳やった私は、もう好きになってしまってたし、

返せばええやんって、簡単に考えてしまった。

早く結婚したかった。

私は9歳から母親がおらん。

母親が出ていくなんて、知らんかった。

小学校に行くときは、

「行ってらっしゃい」って笑ってた。

でも、

「ただいまー」って帰ったら、

荷物も、お母さんも、おらんかった。

なんでやねん。

おい、って。

今やからちょっと笑って言えるけど😂

あのときは、ほんまに意味が分からんかった。

お母さんがいなくなって、

私は急に大人になった気がした。

お父さんは「猫、飼ってええで」と言うてくれた。

子猫を拾って、

寂しさを埋めるみたいに大事に育てた。

私にとって猫は、家族やった🐈‍⬛

数年後、父が再婚することになった。

相手は、父の兄の嫁やった。

父の兄は36歳で脳腫瘍を患い、

46歳で亡くなった。

そのあと、父とその叔母さんが再婚することになった。

もともと意地悪な叔母さんやったから、

私は最初から反対した。

でも再婚は決まった。

「うちでは猫飼えないのよねー。」

そう言われた。

私は必死で言った。

「猫は捨てんといてやって。

私の大切な家族やねん。」

中学生やった私に返ってきた言葉は、

「じゃあ誰が餌代出すの?

あんたじゃ出せないよね。」

猫は保健所に連れて行かれた。

そのあと、もともと従姉妹やった妹が

「犬が欲しい」と言うと、あっさり犬は飼われた。

お父さんは、なんで止めてくれへんかったんやろ。

今でも、ふと考えることがある。

あのときの私は、ただ寂しかった。

居場所がほしかった。

誰かに選ばれたかった。

だから早く結婚した。

それが正解やったかどうかは、今でも分からへん。

今でもたまに、寂しくなる。

でも、もう誰かの機嫌で生きるんやなくて、

自分の足で立とうとしてる。

このブログは、そんな私の記録や。

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